またまた久しぶりの投稿です。
前回の投稿が台風の時ですから、あれから半年。
あの時、完成目前で被災したお客様のお宅を今日お引き渡しすることができました。
現地に向かう車の中から、何かグッと来るものはあったのですが、いざお引き渡し式に臨むとやっぱダメです。
“大変お待たせしました”
とやっとの思いで絞り出しましたが、そのあとの言葉が続きません。
台風の翌朝現場に駆けつけたこと。
その時はまだ水没してなかったのに、見る見るうちに水が迫ってきたこと。
そのまた翌日水が引いた現場で見た惨状。
片付けを始めたら敷地の中にどんどんゴミが集まり、どうなっちゃうの?と怖くなったこと。
一週間後の大勢の皆さんの力を借りてのゴミ片付け。
お客様との復旧方法についての話し合い
月並みですが、まさに走馬灯のようにいろいろなことが思い出されます。
ウチのスタッフにとってもそれは一緒だったようで、全員が言葉を詰まらせていました。
お施主様からもツチクラ住建で良かったという言葉をいただき、正直よかったという気持ちです。
5月頭にはもう一軒のこちらはお引き渡し直後に被災したお宅をお引き渡しいたします。
モデルハウスの復旧ももう少し。
ようやくフォレステイタス豊野復活の第一歩を踏み出した感じです。
我が社にとって損害は大きかったのですが、この被災をきっかけに、今まで繋がりのなかったご近所のお宅の復旧工事を何軒もご依頼いただいたり、社内の結束が増したりと良いこともあリました。
現在は新型コロナウイルス蔓延で、新たな危機となっておりますが、みんなの力を結集すれば、大変なこの状況も乗り切れるのでは無いかと根拠のない自信ができています。
まだまだ先は長い感じですが、世の中の価値転換を先取りできるような工務店経営ができるようにしていきたいと思います。
こちら齊藤棟梁からお施主さんの息子さんに記念品として特製の踏み台贈呈。気に入ってもらえたようです。